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生まれた曜日を聞かれたら、すぐ答えられるだろうか。ミャンマーには、自分が何曜日に生まれたかを大切にする習慣がある。ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダでは、その曜日に結びついた祈りの場所を探して歩く人たちがいる。
黄金の仏塔を囲む境内には「惑星の柱」と呼ばれる祈りの場所が並ぶ。公式案内によれば、曜日と天体に対応する柱が、入口の両側や境内の四隅に配置されている。曜日は、予定を決めるためだけの区切りではない。生まれた日と祈りを結びつける手掛かりにもなる。
自分の曜日を探す
境内を歩き、該当する場所で水を掛けたり、花を供えたりする人がいる。写真には、柱の前で仏像に水を注ぐ参拝者が写っている。生まれた曜日を知ることが、この広い境内で、自分が立ち止まって祈る場所を見つけることにもなるのだ。

日本では誕生日の月日を尋ねることはあっても、曜日まで覚えている人は少ないだろう。けれど、ある水曜日に生まれたと知るだけで、週に一度やって来る水曜日の見え方が変わるかもしれない。特別な日は年に一度ではなく、毎週戻ってくる。
黄金の塔の周りで
公式案内は、柱の数を十二と説明する。四つの主な入口の両側に八本、境内の四隅に四本。曜日ごとに一つずつという単純な配置ではなく、天体に結びついた祈りの場所が、仏塔を囲むように設けられている。
境内の案内には月曜から日曜のほかに、「ラーフ」という名の祈りの場所もある。ラーフは日食や月食と結びつけられる存在だ。生まれた曜日を探すという身近な入口から、空の星や月に意味を見てきた人々の世界へつながっていく。黄金の塔を一周する道には、暦だけでは見えない区切りがある。
生まれた曜日を調べると、広い境内の中に、自分と結びつく場所が見つかる。そこへ花を供え、水を注ぐ。何曜日に生まれたかという小さな情報が、黄金の塔の周りを歩く道筋にまでつながっている。


