あなたは何曜日に生まれた? ミャンマーの黄金の塔にある祈りの場所

朝日に照らされたミャンマーの黄金の仏塔と花が供えられた祈りの場所 星・運命・魂
もっと自然な音声で聴くには

お使いのブラウザーに備わっている読み上げ機能もご利用いただけます。

iPhone・iPad:Safari

  1. Safariでこの記事を開きます。
  2. アドレス欄の左端にあるページメニューボタンをタップします。
  3. 「ページの読み上げを聞く」を選びます。

Safariの公式手順

Android:Chrome

  1. Chromeでこの記事を開きます。
  2. 右上の「︙」メニューを開き、「このページを読み上げ」を選びます。
  3. 再生画面で声や速度を調整できます。再生モードが表示される場合は、「標準の再生」を選ぶと記事の全文を聴けます。

項目が表示されない場合は、Chromeの公式ヘルプで利用条件をご確認ください。

PC:Microsoft Edge

  1. Microsoft Edgeでこの記事を開きます。
  2. 記事本文の上で右クリックし、「音声で読み上げる」を選びます。
  3. 画面上部の「音声オプション」で、声や速度を変更できます。

Windowsでは、Ctrl+Shift+Uでも読み上げを開始・停止できます。Edgeの公式手順

メニュー名や利用できる機能は、ブラウザーのバージョンやページによって異なる場合があります。

生まれた曜日を聞かれたら、すぐ答えられるだろうか。ミャンマーには、自分が何曜日に生まれたかを大切にする習慣がある。ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダでは、その曜日に結びついた祈りの場所を探して歩く人たちがいる。

黄金の仏塔を囲む境内には「惑星の柱」と呼ばれる祈りの場所が並ぶ。公式案内によれば、曜日と天体に対応する柱が、入口の両側や境内の四隅に配置されている。曜日は、予定を決めるためだけの区切りではない。生まれた日と祈りを結びつける手掛かりにもなる。

自分の曜日を探す

境内を歩き、該当する場所で水を掛けたり、花を供えたりする人がいる。写真には、柱の前で仏像に水を注ぐ参拝者が写っている。生まれた曜日を知ることが、この広い境内で、自分が立ち止まって祈る場所を見つけることにもなるのだ。

シュエダゴン・パゴダの曜日に結びついた祈りの場所で水を注ぐ参拝者
シュエダゴン・パゴダにある曜日に結びついた祈りの場所。 写真:DANIEL JULIE from Paris, France / Wikimedia Commons(CC BY 2.0。表示用に縮小)

日本では誕生日の月日を尋ねることはあっても、曜日まで覚えている人は少ないだろう。けれど、ある水曜日に生まれたと知るだけで、週に一度やって来る水曜日の見え方が変わるかもしれない。特別な日は年に一度ではなく、毎週戻ってくる。

黄金の塔の周りで

公式案内は、柱の数を十二と説明する。四つの主な入口の両側に八本、境内の四隅に四本。曜日ごとに一つずつという単純な配置ではなく、天体に結びついた祈りの場所が、仏塔を囲むように設けられている。

境内の案内には月曜から日曜のほかに、「ラーフ」という名の祈りの場所もある。ラーフは日食や月食と結びつけられる存在だ。生まれた曜日を探すという身近な入口から、空の星や月に意味を見てきた人々の世界へつながっていく。黄金の塔を一周する道には、暦だけでは見えない区切りがある。

生まれた曜日を調べると、広い境内の中に、自分と結びつく場所が見つかる。そこへ花を供え、水を注ぐ。何曜日に生まれたかという小さな情報が、黄金の塔の周りを歩く道筋にまでつながっている。

この話の参考資料

冒頭画像は題材から着想した再現画です。本文の実物写真の出典は画像の下に記しました。