西洋占星術の用語|今日のきざし

西洋占星術について

西洋占星術は、太陽・月・惑星の位置に象徴的な意味を重ねて読む占いです。「今日のきざし」の月の星座は、生まれた日の星座ではなく、その日の月の位置を表しています。

「獅子座→乙女座(17:45)」なら、17時45分に月が獅子座の区切りから乙女座の区切りへ入る表示です。移動前と移動後の星座の意味を、それぞれ確かめられます。

占星術で使う星座は黄道を12等分した区分です。夜空の星を結んだ天文学の星座とは、区切りが異なります。天体の位置や移動時刻と、気分・過ごし方についての解釈を分けて紹介します。

このページの用語一覧34項目

今日の月星座(きょうのつきせいざ)

その時点の月が、西洋占星術の12の星座のどこに位置するかを示します。ここでいう星座は、月や惑星の通り道を12等分した区分で、天文学の星座とは境界が異なります。月は一つの区分に、およそ2〜3日とどまります。

月がある星座は、占星術では気分や心の向け方を読む手がかりになります。たとえば蟹座の月には家族や安心できる居場所、獅子座の月には喜びや自分らしい表現という意味を重ねます。

「午後から獅子座へ」とあれば、その時刻に月が占星術の星座の区切りを越えるということです。一日の途中で読み方が変わるので、メールでは移る時刻も添えます。

生まれたときの月星座(うまれたときのつきせいざ)

自分が生まれた瞬間に、月が西洋占星術のどの星座にあったかを表します。「今日の月星座」は今の空に共通する情報で、生まれたときの月星座は一人ひとりの出生日時で決まる情報です。

ふだん「私は牡羊座です」と話すときの星座は、多くの場合、生まれたときの太陽の星座です。月星座は、生まれたときの月の位置から求める別の情報で、太陽の星座と同じとは限りません。

月は比較的速く動くため、星座の切り替わりに近い日に生まれた場合は、出生時刻も確認します。「今日の月が蟹座」というメールの情報は、読者自身の月星座が蟹座だという意味ではありません。

アスペクト(あすぺくと)

地球から見た月や惑星などの位置が、特定の角度をつくることです。西洋占星術では、その角度と天体の組み合わせに象徴的な意味を読み取ります。

たとえば二つの天体が同じ方向に重なるのか、向かい合うのか、約120度をつくるのかで呼び名が変わります。地球から見た位置を比べる言葉で、天体同士が実際に近づいて触れるという意味ではありません。

占星術では、天体が表すものと角度の組み合わせを読みます。角度だけで意味が決まるのではなく、どの天体とどの天体の関係なのかを、ひと組として読む言葉です。

トライン(とらいん)

二つの天体が約120度の角度をつくるアスペクトです。西洋占星術では、双方の性質がなじみやすい配置として読まれます。

アスペクトの中でも、二つの天体の性質がなじみ、持ち味が出やすい関係として読みます。ただし、何についての読み方かは、組み合わさる天体によって変わります。

たとえば月と水星のトラインなら、月の感情と、水星の言葉や考える働きを合わせ、気持ちを言葉にするテーマとして読めます。「トラインだから何でもうまくいく」と、すべての出来事に広げる読み方はしません。

月のボイド(つきのぼいど)

一般的には、月が一つの星座を出るまでに、ほかの惑星と主要なアスペクトをつくらなくなる時間帯を指します。計算に含める天体や角度には流派による違いがあります。占星術上の区分で、失敗が起こると決まった時間ではありません。

言い換えると、月が今いる星座を出る前に、ほかの惑星と主要な角度をつくる予定がなくなった時間です。最後の主要な角度をつくったあとから、次の星座へ入るまでが一つのボイドになります。

占星術では、新しい物事を始めるより、進めている用事を仕上げたり、見直したりする時間として読みます。片づけや、途中になっている作業に目を向ける時間です。

ボイドは、毎日同じ時刻に訪れるものではありません。月の動きによって、始まる時刻や長さが変わります。日付をまたぐ場合もあるので、開始と終了の両方を見てください。

逆行(ぎゃっこう)

地球から見たときに、惑星が星空の中をふだんと逆向きに進むように見える現象です。惑星そのものが軌道を逆向きに回るわけではありません。占星術では、逆行する惑星に応じた意味づけがあります。

地球もほかの惑星も動いているため、見る側と見られる側の位置関係によって、惑星が星空の中を戻るように見える期間があります。実際の見かけの動きに付けられた名前です。

占星術では、逆行する惑星が表すテーマを振り返ったり、やり直したりする期間として読みます。逆行という言葉だけで一律に吉凶を決めず、どの惑星についての話かを合わせて読みます。

黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)

占星術で用いる12の星座の区分です。春分点を起点に、黄道を30度ずつに分ける方式が、西洋占星術で広く使われます。

牡羊座、牡牛座などの名前が付きます。夜空の星々を結んだ天文学の星座とは、区切りや大きさが異なります。

「今日のきざし」の月の星座は、この占星術上の区分を指します。「月が獅子座へ」という案内は、その区切りを月が越える時刻を知らせています。

イングレス(いんぐれす)

占星術で、天体が一つの星座から次の星座へ入ることです。日本語では「星座入り」「星座の移動」などと表します。

月はおよそ2〜3日ごとに星座を移ります。「13:18に獅子座へ」のような表記は、イングレスの時刻です。

天体が表すテーマに、移った先の星座の意味を重ねて読みます。メールでは難しい名前を毎回使わず、「月は午後から獅子座へ」と案内します。

コンジャンクション(こんじゃんくしょん)

地球から見て、二つの天体が黄道上のほぼ同じ位置に重なるアスペクトです。角度では約0度に当たります。

占星術では、二つの天体の性質が混ざり合い、一緒に働く配置として読みます。どんな意味になるかは、組み合わさる天体によって変わります。

天体同士が宇宙空間でぶつかったり、実際の距離がなくなったりする意味ではありません。地球から見た方向の関係を表す言葉です。

セクスタイル(せくすたいる)

二つの天体が約60度の角度をつくるアスペクトです。占星術では、協力や働きかけのきっかけとして読みます。

トラインと同じく、天体同士の性質がなじみやすい関係です。セクスタイルでは、その持ち味を自分から生かすという読み方をします。

角度の名前だけで、何が起こるかは決まりません。月や水星など、関わる天体の意味を合わせて読みます。

スクエア(すくえあ)

二つの天体が約90度の角度をつくるアスペクトです。占星術では、異なる性質の間に緊張や調整が生まれる配置として読みます。

進めたい気持ちと、整える必要のあることがぶつかる、といった読み方につながります。その緊張を、取り組み方を変えるきっかけとして見ることもできます。

スクエアという名前だけで、一日すべてを凶とするものではありません。どの天体同士の角度かを確認します。

オポジション(おぽじしょん)

二つの天体が約180度の角度で向かい合うアスペクトです。占星術では、両方の性質を見比べ、釣り合いを考える配置として読みます。

どちらか一方に傾く気持ちや、異なる立場の間を行き来するテーマとして読まれます。相手側の視点に目を向ける読み方にもつながります。

「対立が必ず起こる」という予告ではありません。向かい合う二つの天体が、それぞれ何を表すかを重ねて読みます。

牡羊座(おひつじざ)

月が牡羊座にあるとき、西洋占星術では、まず動くことや自分から始める姿勢に意味を重ねます。火の活動宮に分類されます。

生まれたときの星座を表す欄ではなく、その日の月の位置を読む説明です。思い付いたことを試す一方、急ぎすぎていないかを確かめる読み方もあります。

牡牛座(おうしざ)

月が牡牛座にあるときは、五感で確かめることや、安心できる暮らしに意味を重ねます。地の不動宮に分類されます。

味や手触りを楽しむ、持ち物を手入れするなど、目の前にあるものを丁寧に受け取る読み方につながります。

双子座(ふたござ)

月が双子座にあるときは、好奇心や言葉のやり取りに意味を重ねます。風の柔軟宮に分類されます。

話を聞く、調べる、気づいたことを短く伝えるなど、情報に触れながら考えを動かす読み方ができます。

蟹座(かにざ)

月が蟹座にあるときは、親しい人や居場所、心の安心に意味を重ねます。水の活動宮に分類されます。

家で落ち着く時間や、大切な人との関わりに目を向ける読み方があります。家族の形を一つに決める意味ではありません。

獅子座(ししざ)

月が獅子座にあるときは、喜びや表現、自分らしさに意味を重ねます。火の不動宮に分類されます。

好きなことを楽しむ、作品や考えを表に出すなどの読み方につながります。人前で目立つことだけを指すものではありません。

乙女座(おとめざ)

月が乙女座にあるときは、細部を確かめることや、身の回りを整える姿勢に意味を重ねます。地の柔軟宮に分類されます。

予定を見直す、道具を手入れするなど、今あるものを使いやすくする読み方ができます。完璧にしなければならないという意味ではありません。

天秤座(てんびんざ)

月が天秤座にあるときは、人との釣り合いや対話、美しさに意味を重ねます。風の活動宮に分類されます。

自分と相手の考えを並べて確かめる、心地よい配置を考えるなど、関係や調和へ目を向ける読み方があります。

蠍座(さそりざ)

月が蠍座にあるときは、深く確かめることや、信頼して関わる姿勢に意味を重ねます。水の不動宮に分類されます。

気になっていることを掘り下げたり、自分の本音に耳を傾けたりする読み方につながります。

射手座(いてざ)

月が射手座にあるときは、学びや探究、まだ知らない世界に意味を重ねます。火の柔軟宮に分類されます。

興味のある分野を調べる、少し先の目標を考えるなど、視野を広げる読み方ができます。

山羊座(やぎざ)

月が山羊座にあるときは、責任や目標、着実に形にする姿勢に意味を重ねます。地の活動宮に分類されます。

やることを小さな段階に分ける、約束や期限を確かめるなど、現実の手順へ目を向ける読み方につながります。

水瓶座(みずがめざ)

月が水瓶座にあるときは、独自の発想や仲間とのつながり、少し離れて見る姿勢に意味を重ねます。風の不動宮に分類されます。

いつものやり方を別の角度から眺める、考えの違う人の話を聞くなどの読み方があります。

魚座(うおざ)

月が魚座にあるときは、想像力や共感、境界をゆるめる姿勢に意味を重ねます。水の柔軟宮に分類されます。

音楽や物語に触れる、気持ちを受け止めるなどの読み方があります。相手の気持ちを事実として言い当てられるという意味ではありません。

火・地・風・水の四元素(ひ・ち・かぜ・みずのよんげんそ)

西洋占星術では、12星座を火・地・風・水の四つに分けます。火は意欲、地は感覚や現実、風は言葉や考え、水は気持ちや共感に結び付けて読みます。

化学の元素や気象の分類とは別の象徴です。一つの元素に3星座ずつが属します。

活動宮・不動宮・柔軟宮(かつどうきゅう・ふどうきゅう・じゅうなんきゅう)

12星座を、動き方の象徴によって三つに分けた呼び名です。活動宮は始める、不動宮は保ち深める、柔軟宮は変化に応じる働きに結び付けます。

一つの区分に4星座ずつが属します。「水の不動宮」なら、気持ちに関わる水の性質と、保ち深める不動宮の性質を合わせた説明です。

水星(すいせい)

太陽に最も近い軌道を回る惑星です。占星術では、言葉・考え方・情報のやり取りなどの象徴として読まれます。

夜空での見え方を扱う説明と、占星術での象徴を扱う説明では、同じ水星でも話している内容が異なります。

金星(きんせい)

地球より内側の軌道を回る惑星です。夕方や明け方に明るく見えることがあり、占星術では好み・楽しみ・人との親しさなどを象徴します。

火星(かせい)

地球の一つ外側の軌道を回る惑星で、赤っぽく見えるのが特徴です。占星術では行動力・意欲・競争などの象徴として読まれます。

木星(もくせい)

太陽系で最も大きな惑星です。占星術では、広がり・学び・成長の機会などの象徴として読まれます。

占星術の「広がり」は象徴的な意味で、その日に必ずよい出来事が起こるという予測ではありません。

土星(どせい)

周りを囲む環で知られる惑星です。占星術では、時間をかけること・責任・制約・土台づくりなどの象徴として読まれます。

黄経(こうけい)

太陽の見かけの通り道である黄道に沿って、天体の位置を角度で表す座標です。春分点を0度として、360度で一巡します。

二十四節気は太陽の黄経を15度ずつ区切って決めます。占星術の星座の区切りや、アスペクトを求める際にも使われます。

順行(じゅんこう)

惑星が背景の星に対して、西から東へ移動して見えることです。逆行の期間が終わったあとなどに使われる言葉です。

地球の自転によって一日の中で空全体が動くこととは、別の動きです。逆行も順行も地球から見た動きの呼び名で、惑星が実際に軌道上で進行方向を逆転させるわけではありません。

留(りゅう)

逆行と順行が切り替わる前後に、惑星の見かけの動きがとても遅くなることです。空の上で位置がほとんど変わらないように見えます。

天体の見かけの動きを表す言葉であり、地球やその惑星の公転が止まることではありません。