月の満ち欠けについて
月は、新月から満月へと満ち、再び新月へ向かって欠けていきます。月齢は、新月の瞬間から何日たったかを示す数字です。
この欄では、今どんな形の月なのか、次の新月や満月はいつなのかを紹介します。月の形や時刻は天体の動きから求める情報で、そこに意味を重ねて読む占いとは分けて掲載します。
このページの用語一覧22項目
月齢(げつれい)
新月になった瞬間から、何日たったかを表す数です。たとえば月齢3.5は、新月から3日半ほどたった月を指します。「今日のきざし」では、日本時間の正午の月齢を掲載します。
小数は、1日より短い時間も数えているために付きます。月齢0が新月の瞬間で、次の新月になると再び0から数え始めます。満ち欠けの一巡は平均で約29.5日です。
月齢は月の形を知る目安ですが、同じ月齢でも毎回まったく同じ形になるとは限りません。また、旧暦の日付と月齢は数え方が違います。「旧暦の15日だから必ず月齢15」という関係ではありません。
月相(げっそう)
地球から見た、月の満ち欠けの状態です。新月、上弦、満月、下弦などがあり、太陽に照らされた月の部分がどのくらい見えるかで変わります。
月そのものが大きくなったり、欠けたりしているわけではありません。太陽・地球・月の位置関係が変わり、太陽の光が当たった部分の見え方が変化しています。
月相は「どんな形か」、月齢は「新月からどのくらい時間がたったか」を表す言葉です。メールでは、数字だけでなく「満月を過ぎ、半月へ向かって欠けている月」のように、今の形と次の節目も添えます。
新月(しんげつ)
地球から見て、太陽と月がほぼ同じ方向に並ぶときです。月の明るい側が地球の反対を向くため、ふだんは月を見つけられません。暦では「朔(さく)」ともいいます。
新月は、月がない夜という呼び名だけでなく、太陽と月の方向がそろう瞬間を指します。そのため「新月になる時刻」を分単位で示せます。
占いや習わしでは、始まりや目標を考える節目として読まれることがあります。天文学上の新月の日時と、願い事などに結び付けた過ごし方は、別の種類の情報です。
満月(まんげつ)
地球から見て、太陽と月がほぼ反対の方向に並ぶときです。月の明るい側がこちらを向き、丸い月に見えます。暦では「望(ぼう)」ともいいます。
満月も、天体の位置関係で決まる一つの瞬間です。目では前後の夜も丸く見えるため、「丸い月が見える夜」と「満月になる日時」は、ぴったり一致するとは限りません。
占星術などでは、物事のまとまりや、ここまでの歩みを振り返る節目として読まれます。メールでは、月が満ちる日時と、その意味を重ねた読み方を分けて紹介します。
上弦の月(じょうげんのつき)
新月から満月へ向かう途中の半月です。夕方から夜にかけて見つけやすく、日本では右側が明るく見えます。
日本では夕方の空で見つけやすい月です。「上弦」と書いてあったら、次の満月へ向かって、明るい部分がこれから大きくなる月と覚えるとわかりやすくなります。
下弦の月(かげんのつき)
満月から次の新月へ向かう途中の半月です。真夜中ごろから明け方にかけて見つけやすく、日本では左側が明るく見えます。
上弦と同じ半月でも、下弦は明るい部分がこれから小さくなる月です。朝の空に残っていることもあります。
三日月(みかづき)
新月のあとに見える、細い弓のような月です。日本では、日の入り後の西の空で見つけやすくなります。
昔の暦の3日ごろの月に由来する名前です。月齢は新月からの経過時間なので、三日月だから必ず月齢3という関係ではありません。
新月前にも細い月が見えますが、こちらは明け方の東の空に見える月です。形だけでなく、見える時間と方向を合わせると区別できます。
月の出(つきので)
月が地平線や水平線から昇る時刻です。暦の計算では、月の中心が地平線などに重なる瞬間を基準にします。
同じ日でも、観察する地域によって時刻が変わります。月の出が遅い日には、夕方に空を探してもまだ月が昇っていないことがあります。
山や建物がある場所では、暦の時刻よりあとに姿が見える場合があります。メールでは、月の出の時刻に基準とした地域を添えます。
月の入り(つきのいり)
月が地平線や水平線の下へ沈む時刻です。月の出と同じく、暦では月の中心を基準に計算します。
暦の同じ日付に載る月の出と月の入りは、同じ夜の組み合わせとは限りません。夜に昇った月が、翌日の昼に沈むこともあります。
月の出入りは日ごとに変わるため、月の入りが一度もない日付もあります。月が消えてしまったのではなく、次に沈む時刻が翌日側へ移ったためです。
満ちていく月(みちていくつき)
新月から満月へ向かい、明るく見える部分が増えていく間の月です。途中に上弦の月を迎えます。
メールの「新月を過ぎた月」「上弦へ向かう月」「満月へ向かう月」は、この流れの中の違いを表しています。細い月から丸い月へ、少しずつ姿が変わります。
欠けていく月(かけていくつき)
満月から次の新月へ向かい、明るく見える部分が減っていく間の月です。途中に下弦の月を迎えます。
「下弦へ向かう月」は、すでに半月という意味ではありません。満月を過ぎた丸みのある月も含め、次の節目が下弦であることを示しています。
上弦を過ぎ、満月へ向かう月(じょうげんをすぎまんげつへむかうつき)
上弦の半月を過ぎてから満月までの月です。明るい部分は半分より大きく、日ごとに丸みを増していきます。
夕方から夜の空で見つけやすい月です。月齢は一つに固定されず、上弦や満月になる月齢にも毎回少し違いがあります。
満月を過ぎ、下弦へ向かう月(まんげつをすぎかげんへむかうつき)
満月から下弦の半月までの月です。まだ丸く見える日もありますが、明るい部分は少しずつ小さくなっています。
「下弦へ向かう」は今の形が下弦だという説明ではなく、月が次に迎える節目の案内です。正午の月齢16.3など、満月直後の値もこの範囲に入ります。
新月へ向かう細い月(しんげつへむかうほそいつき)
下弦を過ぎ、新月へ向かって細くなる月です。日本では、主に明け方の東の空で見つける月になります。
新月後の細い月は夕方の西の空に見えます。どちらも細い形ですが、見える時間と方向、満ちる途中か欠ける途中かが違います。
旧暦(きゅうれき)
日本で一般に旧暦と呼ぶものは、月の満ち欠けで月を区切り、太陽の動きも使って季節とのずれを調整する暦です。新月を含む日を、その月の1日とします。
月齢は新月の瞬間からの経過時間、旧暦の日付は日単位の区切りです。同じ数字になるとは限らず、旧暦の15日が毎回ちょうど満月になるわけでもありません。
日食(にっしょく)
月が太陽の前を横切り、太陽の一部または全部を隠す現象です。新月のころに起こり、見える場所や欠ける大きさは地域によって異なります。
新月のたびに日食になるわけではありません。太陽を直接見ず、観察する場合は日食専用の安全な方法を確かめてください。
月食(げっしょく)
月が地球の影に入り、暗くなったり欠けたように見えたりする現象です。満月のころに起こります。
月そのものが削れるのではなく、太陽の光の届き方が変わります。満月のたびに起こるわけではありません。
流星群(りゅうせいぐん)
夜空のある方向から放射状に流れるように見える、流れ星の集まりです。地球が、宇宙空間に残された小さなちりの集まる場所を通るときに見られます。
「極大」は流星の活動が最も活発になるころのことです。見える数は月明かりや天気、観察する場所にも左右されます。
天体の接近(てんたいのせっきん)
地球から見た空の上で、二つの天体が近くに並ぶことです。月と金星など、近くに見える組み合わせを探す目印になります。
空で近くに見えても、宇宙空間での実際の距離が近いとは限りません。
衝(しょう)
地球から見て、惑星などが太陽とほぼ反対の方向に来ることです。火星・木星・土星などの観察案内に出てきます。
衝のころは、夕方に昇って明け方に沈むため、夜を通して観察しやすくなります。見やすさには天気や周囲の明るさも関わります。
惑星(わくせい)
地球や火星など、太陽の周りを回る天体の種類です。太陽の光を反射して見え、夜空では背景の星に対する位置が少しずつ変わります。
占星術では月や太陽もまとめて「天体」「星」と呼ぶことがありますが、天文学では太陽は恒星、月は地球の衛星です。
日本時間(にほんじかん)
メールにある新月・満月や星座の移動などの時刻は、日本の標準時での表示です。海外の資料が世界時で示す時刻とは、数字が異なる場合があります。
日本の標準時は協定世界時(UTC)より9時間進んでいます。月の出入りは場所によっても変わるため、メールでは東京を基準にしています。
