驚くべきハリケーン対策。巨大イカダを作り上げ戦略的移動を始めるヒアリたち

2017年8月25日にアメリカに上陸した巨大なハリケーン「ハービー」はテキサス州に史上まれにみる大洪水を引き起こしたことでも話題になった。
その頃日本では、数か月前に発見された南米原産の特定外来生物ヒアリが次々と目撃され、その生態が一般にも知られつつあったが、すでにヒアリが定着している北米においては、今回の洪水で侵略的なヒアリの恐ろしさがよくわかる衝撃的な画像が拡散していた。
水害に遭ったヒアリは群れてイカダを作り、再び地面に達するまで水面に浮かぶ性質がある。だが、それが大規模な洪水になった場合、生き残りをかけたヒアリたちはもっと分厚く巨大な群体を形成し、戦略的な移動を始める危険な存在になるというのだ。