小鳥は自ら腸を吸収し、脂肪、羽、筋肉だけになって3日間飛び続ける

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ズグロアメリカムシクイのオス。体重12グラムほどの体で、秋の渡りのシーズンにはノンストップで何千キロも飛び続ける。(Photograph by Robert Royse)



1: 野良ハムスター ★ 2015/04/03(金) 09:44:17.45 ID:???*.net
出発前に、まず体重を増やして腸を除去し、3日3晩食事も取らず眠ってもいけない。
もしそんな旅行があったとしたらどうだろう?
ズグロアメリカムシクイは、毎年秋にそれをやってのける。


体重がわずか12グラムしかない極小の渡り鳥ズグロアメリカムシクイは、秋になるとカナダ北東部から南米へ渡って行く。そのルートはこれまで知られていなかったが、
3月31日付けの科学誌「Biology Letters」に発表された論文によると、鳥たちは大西洋上空をノンストップで移動していることが明らかになった。

2013年秋の渡りのシーズンに、海上のルートを明らかにするため、生態学者らは軽量の追跡装置を5羽のズグロアメリカムシクイに取り付けた。

マサチューセッツ大学アマースト校の生態学者で、論文の主要な著者であるビル・デルーカ氏によると、鳥たちはまず長旅に備えて脂肪を蓄え、12グラムの体重を16グラムまで増やすという。
なかには、体重が倍に増える鳥もいる。

「基本的に、彼らは羽をもった小さなミートボールです」とデルーカ氏は言う。

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「ジオロケーター」と呼ばれる軽量の記録装置を取り付けて飛行ルートを追跡した。
(Photograph by Vermont Center for Ecostudies)


次に、余分な体重を落とすため、旅に必要のない腸などの内臓を自ら吸収してしまう。
そして脂肪、羽、筋肉だけになった鳥はいよいよ貿易風に乗って南の国を目指して飛び立つ。


同じ風に乗ることができないため、春は陸の上を飛ぶルートで北へ戻ってゆく。

とはいえ、ズグロアメリカムシクイがなぜ秋に海上を、春に陸の上を飛ぶかはまだ解明されていない。古代からのルートをそのままたどっているのかもしれないし、それともそのほうが安全だからかもしれない。
(以下省略)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp//atcl/news/15/040200029/





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